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マッキー

Author:マッキー
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学校では教えてくれない「学び方」

2015-12-29

学校では知識を与えてはくれますが、その前段階である「学び方」は教えられません。
無論、教えてくれない、という意味もありますが、教えるほうも実際正しい「学び方」を知らないゆえに教えられない、という可能性も高いと言えます。
それゆえ、子どもは考える力、想像力を養われないまま大きくなり、
大きくなったらなったで「あのときもっと勉強しておけば…」などと思ったりします。
では「正しい学び方」とは一体どういうものでしょう。
素人考えではありますが私見での考察結果を示して、今年の〆としたいと思います。

皆さんは「ノートをとる」という言葉を御存知でしょう。
では、その意味は? と訊かれて即答できる方はどのくらいいらっしゃいますでしょうか。
教員が黒板に板書したものを丸写しするのが「ノートをとる」ことだと思ってはいないでしょうか。
英語では日本語で「ノート」と呼ばれている物はnotebookといいます。
英和辞書でnoteを調べると「しるし、記号、覚え書き、注釈、短い手紙」といった意味が出てきます。
無論、日本を開戦に踏み切らせた悪名高い「ハルノート」のノートにあたるとされる「通牒」の意味も載っています。

意味の中に「覚え書き」という言葉があるのにご注目ください。
一般的には覚え書きというと日本人は「メモ」という言葉を使います。
英語では正式にはmemorandumといい、memoはその略語にあたります。
こちらはそのものずばり「覚え書き」の意味を持ち、間違いではありません。
日本語でも同じ意味を持つ違う言葉があったりしますので、英語特有のものではありません。

私見では「専門性の差」「用途の差」が言葉の違いであると考えます。
例えば買い物にいった際、予め何を買うか書きとめておくような簡単なものであれば「メモ」でいいでしょう。
倉庫にどれだけの品物があり、その在庫がどのくらいあるかといった、自分が見ても他人が見てもわかるようにしたものならば「ノート」のほうが相応しいと思われます。
そしてもうひとつのポイントは「忘れてしまった場合にそれを見れば思い出せる・理解できるかどうか」にあると見ています。
こちらのほうがより重要なポイントです。
人間の脳はメガバイト級の記憶容量を持つといいます。
しかしそれでは昨今のパソコンやHDDには到底及びません。しかも機械のほうがより正確に記憶しています。
さらには人間の脳は眠っている間に情報の取捨選択を行い、覚えておくべき・覚えておきたい情報を記憶し、そうでないものは忘れてしまいます。
この「忘れる」という選択は人間が生きるためには必要な行為ですので止めることができません。
しかしときには、忘れてはいけない情報も忘れてしまうことがあります。
そのときこそ「ノート」の出番なのです。
この役目はちょっとした覚え書きでしかないメモにはできません。
そして忘れてしまった内容を思い出し、ああそうだった、と事に向かうのが「正しいノートの使い方」だと結論します。
つまり考え方を変えれば「ノートは忘れることを前提に書く」のが正しいことになります。
既にノートに書いてある内容なら、一時的に忘れてしまっても、見れば思い出せるわけですから普段から頭に入れておく必要は全くありません。
それで空いた脳の容量にはまた別のことを入れたり、脳のスペースに余裕をもたせておいたりすればいいわけですから、頭を柔軟かつ有効に使えます。

つまり「正しい学び方」とは「忘れてもいいようにノートをとる」ことに他ならないのです。

では皆様、良いお年を。

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