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マッキー

Author:マッキー
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続・犬猿の仲

2016-11-29

以前「犬猿の仲」について調べていたら、いつの間にか興味が桃太郎にいってしまったのでそちらの解説をしたことがありました。
ふと思い出したように調べ直していたら伝承にたどり着きましたのでここで改めて公表いたします。
きっかけはやはり干支でした。

神様(どの神なのかは不明)が昔々動物たちにお触れを出し、
12年周期で1年ごとにその年の動物の王を決めるので、
1月1日の夜明けから早い順で12体まで選ぶから自分の所に来るように、と呼びかけました。
12体だったのは当時の吉数が6で、その倍数は縁起が良いとされていたからだとされています。

因みにここで集合日を忘れてしまったのが猫で、ネズミに訊ねたところ「1月2日さハハッと言われたので
安心してしまって12体に入り損ねてしまい、怒ってネズミを追いかけまわすようになったというのが猫とネズミです。
動物同士の仲もこの1件がなければ割と良好だったのかもしれません。

肝心の犬と猿ですが、こちらも仲が良く、一緒に出かけようということで道を進み始めました。
しかし犬のほうが足が速く、猿はどうしても遅れがちに。
いちいち待たなければならない犬と、犬が自分のペースに合わせてくれないと思い始めた猿はお互いにだんだんとイラつき始めます。
そして運命の場所。それは川にかかった丸太の一本橋でした。
ここでの出来事は諸説あり、
 ・犬が足を滑らせ落っこちたが猿が助けなかった
 ・猿が犬が落ちるように仕向けた
 ・先を争うように渡ろうとしたら、ぶつかって犬のほうが川に落ちた
などがあります。
いずれの場合も犬は川に落ちた上に流されてしまい、鳥(酉)にまで追い越されてしまいます。
猿はそれを助けないまま先行し、なんとか9番目におさまりました。
犬は自力で這い上がると急いで神様の元へ出向きますが、既に猿はゴール、その次には鳥がおり、
ぎりぎり11番目という、足の速さが自慢な割に不名誉な結果になってしまいました。
神様の前で名誉を汚された犬はそれ以降、猿を嫌うようになり、猿の方は元々犬の方が悪いんじゃないかと居直って
どんどん仲がこじれてしまい、世代を超えて争うようになってしまったということです。

ちなみに英語では「犬猿の仲」は「犬と猫のようだ」と表現されています。

そういえば名作「トムとジェリー」は猫とネズミですが、あれは全く干支とは関係ありません。
トムは家猫(飼い猫)でネズミ捕りを任されているのですが、力では大幅に上回っているものの、
素早いうえに知恵の回るジェリーに全くかなわないという状況をコミカルに描いたものです。
たまにトムは飼い主に怒られていたりします。

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