新「経世済民」新聞

2021-10-31

いよいよ総選挙。


自民党の積極財政派（若手が多い）には、
是非とも勝ち抜いて欲しい。
もちろん、野党の積極財政派にも。


矢野論文は、
中身は完全に間違っているというか、
古臭い論破されまくったレトリック
という点に加え、
時期が「総選挙前」だったことも
インパクトがありました。


もっとも、社会全体の趨勢としての
「積極財政への転換」を、
押しとどめることはできないと思います。


理由は、皮肉な話ですが
コロナ禍により「政府の積極財政」の重要性に
目覚めた国民が多いためです。


財政破綻論を疑問視するようになった人が、
ネットで情報を求め始め、三橋TVを筆頭に
「正しい財政の情報」に辿り着いた。


森永康平氏の
「森永康平のビズアップチャンネル」
のユーザーにも、
「三橋ＴＶに辿り着き、
『経済』や『財政』について初めて理解できた」
という方が多いそうです。


もっとも、新聞やテレビなどマスメディアは、
未だに財政破綻論が多数を占めます。


正しく、しかもデータや実績により
証明された「事実」ですら、
しかもこれだけ情報の流通速度が上がっても、
なかなか広まらない。


人類の歴史とは、こんなものです。


コペルニクスが『天体の回転について』を
刊行したのは、１５４３年。


ローマ教皇が地動説を公式に認めたのは、
何と２００８年
（ローマ法王ベネディクト十六世）なのです。


貨幣観の修正が、天動説⇒地動説ほど
時間を必要とするとは思いませんが、
それでも「簡単には変わらない」ことは
肝に銘じておく必要があるのです。