google.com, pub-9160001738840823, DIRECT, f08c47fec0942fa0 うつぺでぃあ! 2023年06月
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マッキー

Author:マッキー
鬱病歴約20年の
キモオタデブハゲヒキニート
様々な職歴と顔を持つ謎人間
最近は容姿・言動とも
仙人になりつつあるらしい

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新「経世済民」新聞

2023-06-30

 本日は、なるせゆうせい監督
「縁の下のイミグレ」の公開日です。



 まずは、君トン同様に、
池袋HUMAXシネマズなどで
公開となります。
皆様、ぜひとも劇場に
足を運んでくださいませ。


 社会学者エドナ・ボナチッチの
「労働市場分断仮説」によると、
労働市場の分断は、
「同じ仕事をしているのに
労働の対価が異なっているか、
同じ仕事をしたとしても
それが異なるであろう
労働者の集団が二つ以上存在する」
 場合に起きるとされています。


 なぜ、「同じ仕事」をしているのに
対価が異なるのかといえば、
もちろん「移民」によるものです。
企業経営者は、当たり前ですが、
同じ仕事をしてもらえるならば、
「安い移民」を選ぶ。


 移民のみではなく、
各種のイデオロギーも関連し、
国民が、人々が分断されていく。
ただし、高所得を稼ぐ
「管理者」たちは分裂しない。


 結果、日本のみならず、
国民が四つの象限に分かれていく。


【政治経済のマトリクス】

出典:中野剛志(評論家)
http://mtdata.jp/data_80.html#matrix


 すると、グローバリズムが
選挙で勝つことが容易になる。
特に、小選挙区制の時に顕著となります。


 小選挙区制では、
一つの選挙区から一人しか当選しない。


 例えば、選挙区AにB氏とC氏という、
二人の人物が立候補していたとしましょう。
B氏の得票率は50.1%。
C氏が49.9%。
当選するのは、B氏のみだ。
C氏に投じられた49.9%もの票は、
いわゆる死に票になってしまう。


 あるいは、反グローバリズム、
反構造改革、反緊縮財政。


 すでに始まってはいますが、
今後の日本は欧米諸国と同様に、
「グローバル化」を推進する勢力と、
対抗する「反グローバル化」が
多数派を獲得するべく、
争うことが政治の基本路線になりつつある。
日本にしても、例外ではありません。


 問題は、グローバル化勢力にしても、
反グローバル化にしても、
イデオロギー的に右と左に分かれてしまう
という点です。
例えば、わたくしは、
「憲法九条改正
(厳密には憲法九条二項の破棄)、
防衛力強化、国土強靭化、
エネルギー安全保障強化のための
原発推進、将来的な核武装」
 を求める反グローバリストの立場です。
わたくし個人として右だ左と
意識したことはありませんが
(何しろ、全て当たり前の
政策にしか思えませんので)、
イデオロギー的には「右」的と
カテゴライズされることになるでしょう。
(ちなみに、わたくしは
「保守」と名乗ったことは
一度もありませんし、
そう呼ばれることもお断りです)


 それに対し、
「憲法九条護持、軍事力強化反対、
公共事業反対、原発反対、
核武装など論外」
 と主張する「反ブローバリスト」も
いらっしゃいます。


 もちろん、わたくしと彼らは、
反グローバリズムという点では共闘できる。
というわけで、実際にしています。


 問題は、例えば総選挙において、
「右寄りグローバリスト」と
「左寄り反グローバリスト」
そして「右寄り反グローバリスト」が
一つの選挙区で立候補したとしても、
当選は一人になってしまう
という点になります。
何しろ、小選挙区制。


 左寄り反グローバリストの候補が30%、
右寄り反グローバリストが30%。
つまりは、
反グローバリズムの得票が60%。
それでも、40%を獲得した
右寄りグローバリストが
当選してしまうわけですね。


 無論、反グローバリスト陣営が
候補者を統一すれば勝てますが、
現実にはなかなか難しいように思えます。


 というわけで、
小選挙区制はグローバリズムを
推進する候補者を
常に当選させるように機能してしまう。
結果、グローバリズムの
政策ばかりが「決まる」。


 さらに皮肉な話ですが、
こと「移民」「外国人労働者」の
問題については、
「安く働く労働者」を求める
グローバリストはもちろん、
「外国人の人権」といった問題に敏感な、
左寄り反グローバリストまでもが、
「受け入れ賛成」に走る。
いや、君たちは
「日本人労働者」の味方じゃなかったのか?


 ちなみに、
わたくしが移民受け入れに反対しているのは、
右や左は関係ありません。
単に、人手不足の深刻化こそが
投資と生産性向上をもたらすことを
知っているためです。


 国民の実質賃金を高めたいならば、
政府は移民を受け入れてはいけないのです。
そうしなければ、人手不足が深刻化する? 
素晴らしい!


 つまりは、一切のイデオロギーなしで、
「日本国民の実質賃金を引き上げる」ために
移民受け入れに反対しているのでございます。
(日本国民の実質賃金を引き上げるのも
イデオロギーだ、
と、言われればそれまでですが)


 もっとも、現実の日本は、
技能実習生として「イミグレ(移民)」を
受け入れてきました。
結果、日本国民に
安い製品・サービスが提供された。


 我々は「安さを求める」という形で、
イミグレ政策に無意識に賛同し、
彼ら、彼女ら「労奴」に対する
人権侵害に賛成票を入れてきたのですよ。
しかも、その現実すら、
誰も理解していない。


 というわけで、まずはなるせ監督の
「縁の下のイミグレ」をご覧いただき、
我々が「何をしてきたのか?」について
知る必要があるのです。
その上で、どうすればいいのか、
を考えましょう。
思考停止に陥らず。


 正解は、あるのですから。

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