新「経世済民」新聞
さて、骨太の方針2023の
議論が始まります。
現時点で、政府の原案が出ていますが、
本格的にはここからです。
昨年同様に、最終的には自民党の
政務調査会の議論が重要になります。
『経済財政運営「中長期視点を重視」、
PB黒字化年次は明記せず=骨太原案
政府は、新たな経済財政運営の
指針(骨太方針)で、
経済財政運営を巡り
「中長期的な視点を重視」する考えを
前面に打ち出す構えだ。
財政を呼び水に民間投資を促し、
四半世紀にわたる
デフレ経済からの脱却を図るねらい。
基礎的財政収支(PB)を2025年度に
黒字化する目標は堅持するが、
昨年に続いて年次自体の明記は見送る。
ロイターが原案を確認した。
(後略)』
こ~こ~ろ~の底から分からないのですが、
「PBを2025年度に
黒字化する目標は堅持する」
以上、年次自体の明記を見送ったところで、
「で?」
で、ございますよ。
いや、本当に、で?
骨太の方針2023に年次を
書かなかったところで、
「目標を堅持する」以上、
「長期財政削減目標」が
維持されることになります。
つまりは、2025年度に
PB赤字を「ゼロ」にする、と。
【日本のプライマリーバランス赤字額(兆円)】
http://mtdata.jp/data_85.html#PBRED
図は最新(2023年1月時点)の
PB赤字です。
2022年度は試算、
2023年度以降は見込みになります。
現時点で、22年度のPB赤字額は、
補正予算を組んだこともあり、およそ50兆円。
これを、2025年度に「ゼロ」にする?
最低でも、GDPの10%超が
吹き飛ぶことになりますね。
国民を殺す気、満々です。
2025年度は、もはや二年後です。
絶対に達成不可能な目標というか、
達成してはいけない目標を掲げ続ける政府を、
国民も、国会議員も、政党も修正できない。
こんな国は、普通に亡びますよ。
先日の自民党の財政政策検討本部の提言は、
マスコミには一切、報じられなかったのですが、
「自民党のHP」には載っていました。
『国内投資や賃上げ促し、投資超過の状況を
財政政策検討本部が岸田総理に提言
財政政策検討本部
(本部長・西田昌司参院議員)は
政府の経済財政運営と
改革の基本方針2023(骨太の方針)
取りまとめに向けた財政運営上の課題に
提言を策定し、6月2日に
岸田文雄総理に申し入れました。
提言では国債の発行により
信用が創造されるとして、
「過度に緊縮的な財政運営は、
民間資金を減少させて経済に
マイナスの影響を与える」と指摘。
財政赤字の拡大は
「企業部門の貯蓄超過が
継続していることの裏返しである」として、
企業に対して国内投資や賃上げを強く促し、
「貯蓄から投資へ」の流れが加速する
投資誘発効果や雇用などの
波及効果の大きい財政支出に
重点化すべきとしています。
その上で、
「日本経済を再びデフレに
戻すことがないよう、
需要不足が残る状況で
緊縮に走るべきではない」
との認識を示しました。』
相変わらず生ぬるいというか、
「国債を発行し、需要を拡大すれば、
企業の貯蓄超過は解消される」
という、「真実」だけは言わない。
このままでは、結局のところ昨年同様に、
中途半端な玉虫色の骨太の方針となり、
緊縮路線は続くでしょう。
防衛費に続き、
少子化対策(と称する子育て支援)の
予算は増えるでしょうが、
インフラ整備も、医療サービス充実も、
地方活性化も、食料やエネルギーの
安全保障強化も、教育支出も、
科学技術投資も増えない。
という結果に終わると思います。
ふざけるなよ。
という国民の声を政治家に届けてください。
もう、いい加減にしましょう。
たかだか「骨太の方針」と称する文書の文章で
「国家の命運」を左右されるって、
一体、何なんだよ、この状況はっ!
議論が始まります。
現時点で、政府の原案が出ていますが、
本格的にはここからです。
昨年同様に、最終的には自民党の
政務調査会の議論が重要になります。
『経済財政運営「中長期視点を重視」、
PB黒字化年次は明記せず=骨太原案
政府は、新たな経済財政運営の
指針(骨太方針)で、
経済財政運営を巡り
「中長期的な視点を重視」する考えを
前面に打ち出す構えだ。
財政を呼び水に民間投資を促し、
四半世紀にわたる
デフレ経済からの脱却を図るねらい。
基礎的財政収支(PB)を2025年度に
黒字化する目標は堅持するが、
昨年に続いて年次自体の明記は見送る。
ロイターが原案を確認した。
(後略)』
こ~こ~ろ~の底から分からないのですが、
「PBを2025年度に
黒字化する目標は堅持する」
以上、年次自体の明記を見送ったところで、
「で?」
で、ございますよ。
いや、本当に、で?
骨太の方針2023に年次を
書かなかったところで、
「目標を堅持する」以上、
「長期財政削減目標」が
維持されることになります。
つまりは、2025年度に
PB赤字を「ゼロ」にする、と。
【日本のプライマリーバランス赤字額(兆円)】
http://mtdata.jp/data_85.html#PBRED
図は最新(2023年1月時点)の
PB赤字です。
2022年度は試算、
2023年度以降は見込みになります。
現時点で、22年度のPB赤字額は、
補正予算を組んだこともあり、およそ50兆円。
これを、2025年度に「ゼロ」にする?
最低でも、GDPの10%超が
吹き飛ぶことになりますね。
国民を殺す気、満々です。
2025年度は、もはや二年後です。
絶対に達成不可能な目標というか、
達成してはいけない目標を掲げ続ける政府を、
国民も、国会議員も、政党も修正できない。
こんな国は、普通に亡びますよ。
先日の自民党の財政政策検討本部の提言は、
マスコミには一切、報じられなかったのですが、
「自民党のHP」には載っていました。
『国内投資や賃上げ促し、投資超過の状況を
財政政策検討本部が岸田総理に提言
財政政策検討本部
(本部長・西田昌司参院議員)は
政府の経済財政運営と
改革の基本方針2023(骨太の方針)
取りまとめに向けた財政運営上の課題に
提言を策定し、6月2日に
岸田文雄総理に申し入れました。
提言では国債の発行により
信用が創造されるとして、
「過度に緊縮的な財政運営は、
民間資金を減少させて経済に
マイナスの影響を与える」と指摘。
財政赤字の拡大は
「企業部門の貯蓄超過が
継続していることの裏返しである」として、
企業に対して国内投資や賃上げを強く促し、
「貯蓄から投資へ」の流れが加速する
投資誘発効果や雇用などの
波及効果の大きい財政支出に
重点化すべきとしています。
その上で、
「日本経済を再びデフレに
戻すことがないよう、
需要不足が残る状況で
緊縮に走るべきではない」
との認識を示しました。』
相変わらず生ぬるいというか、
「国債を発行し、需要を拡大すれば、
企業の貯蓄超過は解消される」
という、「真実」だけは言わない。
このままでは、結局のところ昨年同様に、
中途半端な玉虫色の骨太の方針となり、
緊縮路線は続くでしょう。
防衛費に続き、
少子化対策(と称する子育て支援)の
予算は増えるでしょうが、
インフラ整備も、医療サービス充実も、
地方活性化も、食料やエネルギーの
安全保障強化も、教育支出も、
科学技術投資も増えない。
という結果に終わると思います。
ふざけるなよ。
という国民の声を政治家に届けてください。
もう、いい加減にしましょう。
たかだか「骨太の方針」と称する文書の文章で
「国家の命運」を左右されるって、
一体、何なんだよ、この状況はっ!
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